特殊技術の紹介

マグネシウムの特性
- 実用金属で一番軽い(鉄の1/4 アルミの2/3)
- 高比強度・高比剛性
- 電磁波シールド性が高い
- 放熱性が高い
- 切削性が良い(鉄の1/6 アルミの1/2)
- リサイクル性が良い

絞り加工
実験を繰り返し不良発生のない実用的な絞り比、成型速度、成型温度を割り出し、しわを抑え適正な加工をした深絞り成形品。

曲げ加工
マグネシウム合金の曲げ時に発生する圧縮耐力は引張り側の50%程度であるため、そのまま曲げてしまうとパイプ内側に座屈による“割れ”や“しわ”が発生します。
ノチダではこのようなマグネシウム合金パイプの曲げ加工特性についても調査を行い、曲げ比、加工温度、加工速度の関係を明らかにしパイプ内側に発生する座屈による“割れ”や“しわ”の発生を抑えた曲げ加工を実現しました。

オールマグネシウム製3輪自転車用リアフレーム
マグネシウム製
620g
パイプの板厚
1.5mm
※マグネシウムはスチールと比較で1/4の軽さ

スチール製
2470g
パイプの板厚
1.2mm

マグネシウム合金製 高速鉄道車両用腰掛フレーム
当社では長年の研究開発の結果、ユーザーから要求される強度を満たしたマグネシウム合金溶接構造体の実現に成功しました。
これからも実用金属の中で最も軽いマグネシウムの特性を生かし、カーボンニュートラルに貢献できるよう研究開発を進めて参ります。